メルカリのサマーインターンに参加しました
インターンに関係ある写真の中で,数少ないご飯以外の写真です.
メルカリのサマーインターンシップについて
メルカリのサマーインターンシップが開催されるのは今年で2回目.最近上場したこともあり,応募した学生は結構いたと思います.
昨年は確か期間2週間くらいでしたが,今年は倍の約1ヶ月.個人的な感想だと,やはり1ヶ月くらいの期間でないと,実務のキャッチアップをしつつ,いい感じの成果を出すのは難しいかなぁと思います.日給は2万円くらい.これくらいの金額に慣れすぎて,もはや他のインターンだと………となってしまう現実.
サマーインターンシップの案内記事で一番ググッと来たのはこの一文
メルカリでは、「インターンだから」「学生だから」という制限は一切ありません。
シビれる……
メルカリのインターンの背景である「自分の価値を知る,高める」は,今思えば僕の中のインターンに対する意気込みと100%マッチしてました.
参加した目的
自分は今までいくつかの会社でインターンを経験しているのですが,就職を明確に意識してというよりは,極端に言うと「楽しそうだな〜😇」くらいのお気持ちで参加してきました.しかし,今年は状況が異なります.
ほんまウケるな
何が言いたいかと言うと,今回は「明確に就職を意識」しての応募でした.
「最近いろんなエンジニアがメルカリに転職していってるけど,実際どうなんだ🤔」「すごい良さそうだとは思うけど,実際自分とはマッチしてるんか🤔🤔」「そもそもどう良さそうなんだっけ🤔🤔🤔」
僕のTL、任意の優秀なエンジニアがどんどんPFNかメルカリに転職していってるんですけど
— kageです。 (@kage_miku) July 3, 2018
世間や周りのエンジニア間で「メルカリはいいぞ👊」とは聞くけれど,どう良くて,その良さを自分も良いと感じるかは、実際に働かないと絶対にわからない.やってみなくちゃわからない,わからないならやってみよう.
つまり,「メルカリって,結局どう良いの🤔」を知ることが目的です.
選考
実は昨年の第1回サマーインターンシップの際も選考を受けていたのですが,諸々の事情により選考を途中で辞退させて頂いて,LINEのインターンに参加してました.
今思えばですけど,このめちゃくちゃおもしろそうなタイミングで,メルカリのインターンに参加できる運びとなったので,結果的にこの選択は良かったのかもしれないです.人事さんにはご迷惑おかけしてしまいましたけど……
今年のインターン選考では明確に募集職種が分かれており,それぞれの職種毎での応募でした.自分は
- Software Engineer (iOS)
の職種に応募しました.
最近サーバサイドにハマってるのもあって,Backendで応募するか結構悩みましたが,最終的に「自分が1番得意で,価値を発揮できそう」なiOSで応募しました.これは本当に正解でした.みなさんも応募する際は,今一番価値を発揮できそうな職種で応募すると良いです!
選考の流れとしては
- 簡単な履歴書的なものの提出
- コーディングテスト
- 面接
というものでした.
面接まで滞りなく終わり,無事合格.
一応あった意気込み的なもの
今回のインターンに参加するに当たり,メルカリという会社を知るという目的はありつつも,一応それなりに意気込み的なものもありました.
- 今までインプットしてきたものや,経験を総動員して,最高のアウトプットを出す.
「これこれを勉強できたらいいな!」という感じではなく,「今の自分がどこまでやれるかの挑戦をしよう!」という感じです.インプットよりはアウトプットに主眼をおいた感じ.
実際の内容
自分が配属されたのは,メルカリ iOSアプリのRe-Architectureというチームでした.
こちらのチームは,「iOSエンジニアが100人規模になっても,スピードを落とさずに開発していけるコードベースへと作り変えていく」ということを行っているチームです.つまり,既存のメルカリアプリのコードベースを,その振る舞いを保ったまま,または変更しつつ,コードベースそのものをモダンなものへと作り変えていくということをやっています.こんなんワクワクしない訳ないやろ……
そして,自分がやることになったタスクは,ざっくり言うと,「インターン用に普段の開発とは別のタスクが用意してあり,1ヶ月で完成に向けて取り組む」というものではなく,「他のエンジニア方と同様に共同開発を行っていく」というものでした.これは本当にありがたかったです.
というのも,こういう通常のタスクの方が、エンジニアの方々がどういったツールをどういったルールで運用し,どういう開発フローを取っているのかをより確実に知ることができます.自分は,実際にここで働く(かもしれない)ことを見据えてのインターンだったので、これが自分にとってはめちゃくちゃ都合がよかったです.よくよく思い出すと,面接時にはそういうことまでは伝えられていなかったのですが,結果オーライ.ちゃんと伝えとけ👊
メルカリでは、「インターンだから」「学生だから」という制限は一切ありません。
この一文が本当に心にしみる…
実際に約1ヶ月間,インターン生としてというよりチームの一員として,実際のタスクに,他のエンジニアの方々と全く同様の環境で取り組むことができました.branchの運用方針やPR・review体制,チケット切られてからQAまでの流れ,ライブラリの管理方法や,Xcode Projectの構造など,本当に細かく知ることが出来ました.
繰り返しになってしまいますけれど,就職を意識してのインターン参加だったので,自分がメルカリでどのように開発をしていくのかがはっきりと分かり,めちゃくちゃ良かったです.
また,業務の一環で,福岡オフィスにも行くことができました.
博多やっぱめっちゃ住みやすそう…
メルチャリにも乗ったぞ👊
最終日には,インターン生全員で成果発表会をして,懇親会をして,優勝🍻
「こいつらほんまに学生なんか…🤔」って感じでレベルの高いアウトプットの発表ばかりで,改めてとんでもねぇところにインターンに来てしまったんだなと思いました.まる.
そんで,どうだったの
まず,意気込みの達成度合いですが,今の自分の実力でやれることを,精一杯やりきれたかなと思います.具体的には
- いろんなインターンを転々として,いろんなコードを見てきた経験が活き,初めて触るコードに素早くキャッチアップできた
- 様々なパラダイム・アーキテクチャに触れてきた経験が活き,採用している新しいアーキテクチャに対して素早く理解を進められた
- インターン直前までサーバサイドをゴリゴリ書いていた経験が活き,サーバサイドのコード含めて目を通せた
- その上で,ガンガン実装を進めていった
- 自分自身もある程度コードレビューをすることができた
という感じです.もっとやれたかな感ももちろんあるんですけど,大事なのは「実際に何ができたか」なので,できなかったことを悔やんでも,もうどうしようもない(次に繋げることはできる).
そして,肝心の目的である「メルカリって,結局どう良いの🤔」を知ることですが,こちらも多分達成できたと思います.雑多に思いつくままに書くと,
- 社員全員が,メルカリという会社を成長させるためにマジで全力を尽くされている
- 海外からいらっしゃる方も多いけれど,円滑にコミュニケーションをとるための仕組みが結構整っている
- 性善説に基づいたルール設計なので,かなり快適に過ごせる(妙なルールで縛るといったことが無い)
- 社員に対して,情報をとにかくオープンにしているので,「何か上の方 or 別のチームでいろいろやってんなぁ…」感があまりない
- 良いものに対しては良いと言える,悪いものに対してはきちんと悪いと言えるような空気になっている
- みなさん楽しそうなので,働いていて自分も楽しい(アホみたいな書き方だけどめっちゃ重要だと思ってる)
ただ,メルカリという会社は本当に良すぎて,すごいエンジニアの方々がどんどん入ってきているので,「これ,自分埋もれちゃうのでは😇」という感想も正直にあります.本当にとんでもない…
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