Hack U 東工大に参加しました
初めに
おうちに帰ってブログを書くまでがハッカソン,ということでHack U 東工大の参加記です.2日以上に渡るハッカソンに参加するのはこれが初めてでした.
登録したチーム名は「高専ヘンニューズ」.2016年度の東工大情報工学科の編入生である4名全員から成るチームです!
Hack U 東工大とは
まずHack Uとは何か,公式サイトから引用すると
Hack U(ハック・ユー)は、Yahoo! JAPANと教育機関が共同開催している、学生が「ものづくり&発表」を行う開発コンテストです。
元々はHack Daysという,Yahoo! JAPANで開催されている社内ハッカソンを大学(University)向けにも開催しちゃおう!ということでHack Uが開催されることになったっぽいです.過去にはHack U 京大やHack U 東京高専等が開催されました.
そして今回はHack U 東京工業大学2016.各チーム24時間(9:00〜21:00 × 2)で開発を行い,180秒で発表を行うスケジュールでの開催でした.テーマは「チーム活動に関する何か」でした.
0日目
コーディングさえしなければ,ハッカソン前の設計やライブラリの選定は自由に行ってもよいとのことだったので,「本番前にみんなで集まってちょっと考えよう!!」と前々から話にはあがっていたのですが,皆それぞれ忙しく,なかなか全員そろうことができずに日が過ぎて行っていました.本番の3日前にようやく皆集まることができ,大まかな内容やアルゴリズムをゆるふわに決め,また,GitHubのリポジトリ整備等を行いました.このあたりからかなり士気が高まっていた気がします.
作ったものについては後述します.ちなみにコンセプトは,JKをチームと(強引に)捉えた上で,「全国のJKを幸せにするアプリ」です.
1日目
開催場所はYahoo! JAPANのオフィスのある東京ミッドタワー.最近鹿児島から上京したばかりのど田舎者なので,ビルの高さに圧倒されました…
ビルに入り,エレベーターで会場へ.ハッカソン等でよくある,会場の目印的なやつがいつもキレイに撮れなくて悲しいので,だれかコツを教えて下さい.
そしてお待ちかねのHack Time.僕はゴリゴリiOSを書いていました.Swiftも勉強中ではあったのですが,ハッカソンで最高のパフォーマンスを発揮するまでには至らないと判断し,言語は相変わらずのObjective-Cで書きました.僕以外のチームメンバは,とある非常に重要なコアとなるアルゴリズムを考えていました.
ちなみに右下が僕の場所です.I love HHKB.
開発は朝9時から夜9時まで続き,途中様々な壁を乗り越えつつ,なんとか1日目を走りきりました.この時点でiOSクライアントの大枠は完成し,例のアルゴリズムを用いたコアの部分もとりあえず動作するものはできていました.
2日目
1日目の開発は全体で2つの大きな部屋に別れて行っていたのですが,2日目は小さめの部屋で3チームいっしょに開発しました.
まずはiOSクライアント内のスタブを,完成したコアに差し替え,結合テストを行いました.うまく動作した瞬間に喜びの余り廊下を全力疾走して他のチームメンバのもとへ知らせにいったのは今でも鮮明に覚えています.
その後は,僕はiOSクライアントの小さなバグを潰したり,UXの向上を図ったりしていました.他のメンバは,コアのアルゴリズムの改良,および発表資料の改善をしていました.今思えば,かなりいい具合に分業できていたと思います.
ちなみに,僕らのチームがいた部屋からの景色が結構お気に入りでした.
3日目
そして最終日の3日目.1日目と2日目,計24時間で開発したアプリの発表をたったの180秒で行います.
完成したアプリはこちら,「Hi Jump」
被写体がジャンプした瞬間を検出して,自動でシャッターを切るアプリです.iOSクライアントはObjective-C(というかObjective-C++),ジャンプ検出のコアの部分はOpenCVを用いてC++で実装されています.要はこんな感じの写真が自動で撮れます(JKじゃなくてごめんなさい)
今回は計20チームほど(そのうちのほとんどがかの有名なゲーム制作サークルだった気がします)で,どのチームもクスッと笑えるものや,かなり大掛かりで近未来感のあるものを開発しており,見ていて飽きませんでした.よくみんな2日で開発したなぁ…
180秒のプレゼンを終えた後はデモタイム.参加した学生のみならず,なんとYahoo! JAPANの役員の方々とのジャンプ写真も撮らせて頂けました.掲載許可は頂いていないので載せることはできませんが,かなり嬉しかったです.あとはしおみお姉さんとも!
2016/6/13追記
Yahoo! JAPANの方から掲載許可を頂けました.この場を借りて改めてお礼申し上げます.
しおみお姉さん(@NaitoShiomi)も載せていいよ!とのことだったので,ぶれぶれのしおみさんも載せちゃいます.世界一ぶれぶれ.
そして,いよいよ表彰タイム.評価項目は次の通りです.
- 新規性(技術や組み合わせのオリジナリティがあるか)
- 技術性(利用している技術は高度か)
- 発展性(将来どの程度の波及効果が期待できるか)
- 再現性(アイデア、プレゼンテーションだけではなく実際に動くものがあるか)
このどれらもクリアし,かつ高い評価を頂けるかなと思っていたのですが,残念ながら受賞ならず.「チーム」への絡め方が強引だったのかな…
その後は懇親会でピッツァをもりもり食べました.東工大の内部生とも仲良くなれ,社員の方々ともお話出来ました(なんだかんだ懇親会が一番の楽しみ感がある).
最後に
惜しくも(?)受賞できませんでしたが,個人的には多くのことを学ぶことができたハッカソンだったと思います.次はもっと長期のハッカソンに参加してみたさも.
ちなみに,今回作成したアプリは今すぐにでもリリースできる状態なので,近日リリース申請出します.全国のJKのみなさま,どうか今しばらくお待ち下さいね.
最近のコメント