【大学編入記】東工大の単位認定結果
この記事は東工大の単位認定結果に関する記事です.大学編入記のまとめはコチラの記事になります.
はじめに
東工大の単位認定結果が出揃いましたので報告します.特に,鹿児島高専の情報工学科で東工大に編入する人は目を通しておいた方がいいと思います.
単位認定表
授業科目名 | 単位数 |
---|---|
文系科目 | 10 |
理工系基礎科目 | 14 |
英語 | 8 |
ドイツ語初級1 | 2 |
ドイツ語初級2 | 2 |
健康科学 | 1 |
スポーツ実習Ⅰ | 1 |
スポーツ実習Ⅱ | 1 |
基礎集積回路 | 2 |
論理回路理論 | 3 |
プログラミング第一 | 2 |
計算機論理設計 | 2 |
アセンブリ言語 | 2 |
離散構造とアルゴリズム | 3 |
オペレーティングシステム | 2 |
通信理論 | 2 |
数値計算法 | 2 |
計算機アーキテクチャ第二 | 2 |
電気回路基礎論 | 2 |
線形電子回路 | 2 |
情報実験第一 | 2 |
コンピュータリテラシ | 2 |
合計 | 69 |
単位互換方法
東工大情報工学科の単位認定方法について簡単にまとめます.なお,この情報は今年(2016年度)のものであり,来年度以降も全く同じものである保証はありません.とりわけ,東工大は今年度より大掛かりな教育改革を行いましたので,2年後(2018年度)以降の編入生の単位認定方法はかなり変わってくるかもしれません.
ちなみに,入学手続き時に1〜5年の受講科目のシラバス全てを送付する必要があるので,合格した人は早めにプリントアウトするなどして準備しておいてください.
文系科目
文系科目は,おそらくですが自動的に10単位認められます.僕は5年次の文系選択をかなり受講辞退したのですが,それでも他の編入生と同じく10単位認められていました.
理工系基礎科目
これは編入試験の成績によって決まります.上限は16単位で,おそらく全科目60%以上なら16単位,そうでないなら14単位が認められるような気がします(明確なソースはありません).つまり僕の編入試験の成績はあまり良くなかったということです.
国際コミュニケーション科目Ⅰ・Ⅱ
僕の場合は,Ⅰには英語,Ⅱにはドイツ語初級1・2が該当します.Ⅱについては,週に90分が1コマ,もしくは50分が2コマ開講される第二外国語(英語以外)を受講していれば,半年につき2単位認められるようです.僕は4年次に週に90分1コマのドイツ語が1年間あったので計4単位認められていました.
なので,4・5年次に第二外国語科目が開講されるのならば必ずとったほうがいいです.かつ,同じ言語を計1年間受講するようにしてください.例えば,前期は中国語,後期はロシア語といったとり方だと,2つとも単位認定されるのではなく,片方の言語しか認定されません.
健康・スポーツ科目
これは健康科学,スポーツ実習Ⅰ・Ⅱが該当します.要は保健体育で,高専4・5年次に開講されるものを0.5年(半年)受講した毎に1単位認められます.この単位は卒業までに3単位が必修で,高専時代に体育を1.5年受講していれば大学でわざわざ体育を受けなくても済みます.
理工系広域科目
上の表の基礎集積回路からオペレーティングシステムまでが該当します.これらはいわゆる準必修科目で,卒業までに30単位必要になるのですが,開講される科目数が少なく,ほぼ必修扱いになっています.
そして,理工系広域科目と後述する基礎専門科目ですが,この2種類の単位だけ他と認定方法が異なります.これらは「高専時代のこの単位とこの単位を組み合わせて大学のこの単位と振替したいです」というのを,一つ一つ学科長に提案し,学科長がシラバスなどを吟味された結果,その提案が承認されて初めて認定されます.そして,上限が30単位で,どんなにがんばっても理工系広域科目と基礎専門科目は合わせて30単位以上(31単位以上?)認められることは絶対にありません.
これに関してはがんばって前もって準備しておくしかないです.僕はあらかじめ,先のようなことを大学の時間割や重要度なども考慮に入れた上で全てシミュレーションしてから単位認定に望みました.そのおかげで本番では割りとスムーズにことがすすみ,計28単位認められました.
基礎専門科目
上の表では通信理論から情報実験第一までが該当します.認定方法については理工系広域科目のところで説明した通りです.
情報ネットワーク科目
コンピュータリテラシが該当します.これは基本自動的に認められます(高専時代に同様の科目が一切なかった人は認められていませんでした).
推奨される単位認定方法
まず,実験系の科目を優先的に認定してもらいましょう.これらは一つでも取れなかった時点で卒業できません.なお,3年次に開講される実験科目は原則認めてもらえないので,基本的に2年次の実験科目を認めてもらうことになります.
次に理工系広域科目(コア科目と呼ばれる)を認定してもらいましょう.理由は前述の通りで,認定してもらえるだけ認定してもらわないと,いざ受講しようと思っても他学年の科目と時間がかぶったりして最悪の場合留年が確定してしまいます.
最後に,残った科目で基礎専門科目を認定してもらいましょう.
おわりに
単位認定結果しだいでは編入早々留年が確定してしまうことも可能性としてあるので,こればっかりはとにかく慎重に,しっかり考えて望みましょう.
ちなみに,鹿児島高専の専門科目は,比較的東工大の科目とぴったり内容がかぶってるものが非常に多く,かなり多く認めてもらうことができました.また,鹿児島高専のシラバスは比較的しっかり作られているようで,結構好評でした.
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