【大学編入記】化学の参考書と対策

この記事は大学編入化学に関する記事です.大学編入記のまとめはコチラの記事になります.


参考書

特にオススメのものには☆をつけます.

☆化学の新研究 三省堂

オススメです.高校生が大好きな化学の新研究.帯の謳い文句の通り高校化学をかなり網羅していて,760ページくらいあります.全部やるのは大変なので,無機化学と高分子化学以外をやるといいと思います.僕は「やった」というよりは,ひたすら「読んだ」って感じです.例題とか全然解いてないですし,ノートにまとめたりもめんどくなって途中からしていません.東北大だとこれだけでも対応できるのかな?東工大だと到底敵いません.さらっと1周

☆マクマリー 有機化学概説 東京化学同人

オススメです.いわゆるマクマリー.東工大の有機化学はこの本の9章くらいまでをやるとある程度分かるようになります.普通に買うと5000円くらいしてめっちゃ高いので,僕はAmazonマーケットプレイスから購入しました.全ページカラーでレイアウトも分かり易く,読み物としてもおもしろいです.僕は時間がなかったので,章末問題はもちろん途中の問題もほとんど解いていません.例題だけは辛うじて全部解きました.9章までを2周

☆物理化学 裳華房


とある東工大対策サイトでオススメされていたので購入しました.確かに,東工大の物理化学のセクションで出るような問題が結構載っています.Schrödingerの波動方程式のところと化学電池のところは時間が無かったので読み飛ばしました.この本は化学反応速度のところを重点的にやるといいと思います(今から手に入るかは微妙ですが…).必要そうなところを1周

化学に関してはあまり大きいことは言えませんが,「新研究→マクマリー・物理化学」だけでも東工大の化学はある程度分かるようになると思います.東北大等,高校程度の化学がメインに問われる大学についてはまた別な対策が必要になると思います.


対策

化学は大学によって高校範囲でも対応できたり,大学教養程度を出題したりします.ここでは東工大化学の視点で書きます.

何度も書きますが,東工大の化学は大学教養程度もしくは専門の化学です.高専1,2年のときに習った化学の知識では絶対に太刀打ちできません.さらに,範囲も広く化学の勉強はまじめにやろうとするとかなり大変です.したがって,多くの受験生は化学をないがしろにします(僕もそうでした).なので,化学もしっかりと勉強できていれば相当アドバンテージになると思います.

詳しいことは東工大の編入記の化学のところに書いたつもりです.あとは,「3d軌道より4s軌道の方がエネルギー準位低い」とか,「Grignard試薬に強酸加えると炭化水素になる」とか,細かい話だけど重要なことを少しずつ覚えていったり.

例として,僕の勉強の大まかな流れは

  1. 夏休み入るまで(〜7月)かなりだらだらと化学の新研究を読む
  2. 夏休み入ってから(8月〜)1週間でマクマリーと物理化学(裳華房社のやつ)を一通りやる
  3. 東工大試験直前まで過去問をGoogleで調べつつ解く

化学は今振り返ってもひどい勉強だったと思います.

kage

A student at Tokyo Institute of Technology. Programmer.

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